ワークショップ

帝国日本と植民地・コロニアリズム:南樺太と台湾高地から

 

天野尚樹さん(山形大学人文社会科学部准教授)を囲んで、標記の研究会を開催いたします。

 

2019126日(金) 文学部B153教室

14:35-16:05(7・8限) 天野尚樹報告(45分)と議論(45分)

16:20-17:50(9・10限) 中村平報告(30分)と議論(60分、総合コメント:河西英通)

 

「国内化」と「植民地化」が不可分に進行した「国内(内国)植民地」ということの意義(塩出 2019)について、帝国日本の拡張・包摂下の南樺太と台湾高地の具体的な状況に即して、報告と議論の場を設けます。「植民地」ということと、「コロニアリズム(植民主義)」の差をも思考しながら、研究の視角や方法論自体についても議論したいと思います。

 

事前に読んできていただきたいもの:

塩出浩之「書評 今西一・飯塚一幸編『帝国日本の移動と動員』」『歴史評論』833: 74-782019

天野尚樹「樺太における国内植民地の形成」、中村平「台湾高地先住民の土地と生の囲い込み」、今西一・飯塚一幸編『帝国日本の移動と動員』大阪大学出版会、2018

 

  以上のマスターコピーを、比較日本文化学研究室(A602)に置いておきますのでご利用ください。

  終了後、懇親会を開きますのでご参集ください。

 

主催:広島大学比較日本文化学研究センター、「人間文化学Ⅱ(歴史文化論)」

共催:広島史学研究会

連絡先:広島大学大学院文学研究科 中村 平(nakamt@hiroshima-u.ac.jp