ワークショップ
帝国日本と植民地・コロニアリズム:南樺太と台湾高地から
天野尚樹さん(山形大学人文社会科学部准教授)を囲んで、標記の研究会を開催いたします。
2019年12月6日(金) 文学部B153教室
14:35-16:05(7・8限) 天野尚樹報告(45分)と議論(45分)
16:20-17:50(9・10限) 中村平報告(30分)と議論(60分、総合コメント:河西英通)
「国内化」と「植民地化」が不可分に進行した「国内(内国)植民地」ということの意義(塩出 2019)について、帝国日本の拡張・包摂下の南樺太と台湾高地の具体的な状況に即して、報告と議論の場を設けます。「植民地」ということと、「コロニアリズム(植民主義)」の差をも思考しながら、研究の視角や方法論自体についても議論したいと思います。
事前に読んできていただきたいもの:
塩出浩之「書評 今西一・飯塚一幸編『帝国日本の移動と動員』」『歴史評論』833: 74-78、2019年
天野尚樹「樺太における国内植民地の形成」、中村平「台湾高地先住民の土地と生の囲い込み」、今西一・飯塚一幸編『帝国日本の移動と動員』大阪大学出版会、2018年
※ 以上のマスターコピーを、比較日本文化学研究室(A602)に置いておきますのでご利用ください。
※ 終了後、懇親会を開きますのでご参集ください。
主催:広島大学比較日本文化学研究センター、「人間文化学Ⅱ(歴史文化論)」
共催:広島史学研究会
連絡先:広島大学大学院文学研究科 中村 平(nakamt@hiroshima-u.ac.jp)